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空飛ぶタイヤ

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auと契約していた短い期間に、ビデオパスでみた空飛ぶタイヤが面白かったです。
2018年には映画化するようです。
おなじみな池井戸潤の社会派ドラマです。
半沢直樹が面白かった人なら、楽しめると思います。

どんな話?

楽しめる、と書きましたが、全般暗い話です。
空飛ぶタイヤ、でピンときた人もいると思いますが、元ネタは三菱自動車ですね。
トラックのタイヤのハブ不良によって、タイヤが外れ母子3人を直撃、その母親が死亡するという大変な事故を起こしました。
物語はこの運送会社の社長が本当のことを知るために奔走したり批判されたりする話です。

リコール隠しはよくある話

他には、
フォード・ピント事件というのがあります。(フィアットのプントと勘違いしてました 汗)
この車、ガソリンタンクの位置が原因で事故を起こしたあと炎上する確率がとても高いという欠陥がありました。
フォードはそろばんを弾きます。

1)全車の不具合を修正する
1250万台 x 11$ =1億3750万$

2)実際に被害にあったユーザーだけ保証する
死傷者の出る火災180件
×(死亡による損失20万$+負傷による損失6万7千$)
+車両炎上2100台 × 車両損失700$ =4953万$

なんと、被害を受けた人だけに保証をするようにすると、半額以下で済んでしまいます。

これが企業の論理というやつですね。

人の不幸の上に幸せはありえない

自分たちさえ万事安全ならば、ということを人権意識が薄いと考えがちですが、
巡り巡って戻ってくるものです。
巡り巡って自分自身が被害を受けても、仕方ないさ、と思えるのならもう何もいえませんね。
空飛ぶタイヤ、実はドラマでは長すぎて、主役の仲村トオルさんが気の毒すぎました。なので、映画の2時間ぐらいがちょうどよいような気がします。
実は結構楽しみな映画です。
ぜひ見てみたいと思っています。

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