水素自動車に未来はあるのか
水素ステーションというのがとうとう近所にもできました。
みんなが頻繁に利用するガソリンスタンドでさえバタバタと潰れていくというのに、
採算性はあるのでしょうか。あるわけ無いですね。
おそらくしばらくは1日に1台も給油(給水素?)がない、なんて日が続いて、維持費だけでも馬鹿らしい状況が続くだろうと思います。
ガソリンや車には多額な税がかかっていますが、そういう多額な税が、こういうところに流し込まれていくわけです。
これを公共のGSにして、少しでもガソリンを安く提供してくれたら、みんなが幸せになったでしょうね。
こういうことを考えてしまうのは、貧乏人の所以なんでしょうけどね・・・。
裏で儲けた人がかならずいます。ゼネコンはもちろん、運営としても、もしかすると水素を提供せずに「したことにして」儲けているかもしれませんね。でも、調べるすべがありません。水素自動車なんて持っていませんから。疑いだしたらきりがありません。それぐらい、役人がやることは常に疑わしいです。
水素はどこから持ってくる
大昔は、水素=水、のイメージから、
「将来水で自動車が動くようになる!」
と誤解されていたように思います。
もちろん「水素」ということですから、水、の構成元素ではあります。
ところが、水から水素を取り出すには電気分解と言って、大量の電気を流してやる必要があるのです。そんなことをするのなら、その電気で電池を充電したほうがまだ効率的です。電気分解するには必ずエネルギーの損失が出るので、使った電気力がそのまま水素量になるわけではないのです。電気分解はかなり効率の悪い方法なのです。
なので、実は水素は水からは作られていません。
では、水素はどこから持って来るのかというと、原油の生成段階で副産物として取れるのです。
簡単に言い換えると、ガソリンを作るときに水素も出てくる、と考えていいと思います。
ですから、水素自動車はこの副産物の有効利用、ということなのです。
話が違う
環境に良い、という触れ込みもすごくしているはずです。
しかしその燃料はガソリンを生産しないと手にはいりません。矛盾していると思いませんか?
百歩譲って水素自動車が激増したとしても、今度はガソリンが余ってしまいます。そうするとガソリンは値下がるでしょう。安ければ、また使用量が増えます。下手すると生産調整で捨てるかもしれませんね。農家が野菜を捨てるように・・・。
水素はめちゃくちゃコスト高
水素は気体なので管理が難しいです。
実は、ガソリンも可燃物で危険物なのですが、比ではないくらい危険物です。
ですから、水素ステーションはほとんど税金で運営されています。給水素すれば、税金を充填するようなものです。
私達の払った高い自動車税、重量税、ガソリン税で水素自動車は動きます。
大きな顔はしないでほしいですよね。
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