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長谷川豊がしくじってちょっと有名になった「意見の聴取」とは何か?

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長谷川豊という元アナウンサーが衆議院選挙に出馬したんだけど、
選挙中に千葉県警の意見の聴取の呼び出しで名前を張り出される、と言う珍事が起きました。

本人は、当初デマだと言っていたのですが、結局は認めています。嘘をついた意味がよくわかりません。

これが嘘をつきまくったインタビュー。

――インターネット上で話題になっている「道路交通法違反で呼び出されている」という件について確認したいのですが。

長谷川氏「ははっ(笑)。そうですねぇ、何か呼び出されているらしいですよ、僕(笑)。大変ですね、なんかね、選挙戦なのにね。僕も(呼び出されているという話なんて)聞いたことないんですけど」

――自覚がなかっただけなのでしょうか、それとも、呼び出されているというのは「デマ」ですか?

長谷川氏「いや、デマに決まってるでしょ、それ。本当にもう『犯罪』として、選挙終わったら速攻で被害届出しますので」

――そうですか。長谷川さんが呼び出されているという証拠して、文書の写真がツイッター上で張られていますが?

長谷川氏「張られているらしいですね」

――それを確認はされましたか?

長谷川氏「いや、もちろんしてないですけど、僕、警察に出頭命令が出ているというような話を聞いたんですけど」

――文書には長谷川さんの住所も載っていて、それが(長谷川氏の住所と)一致しているんですよね。

長谷川氏「本当に完璧なプライバシーの侵害と名誉侵害なので、速攻で被害届を出すことにしています。今は(選挙中で)対応できないので。もう、やられたい放題です。ポスターは剥がされまくり。もうね、やりたい放題です。

まぁでも、警察に出頭するという話になっているらしいですけど、しかも道交法違反で出頭という、聞いたことのない話になっていますけど、どんな運転したんだよ、っていう話ですけども。」

で、これが直後の夕刊フジの突撃時

60キロ規制区間であることを知らずに92キロで走ってしまい、覆面パトカーに止められたのですが、他の車はもっと速い速度で通り過ぎていく。僕だけ捕まるのはおかしいので「こちらの言い分を聞かせたい」と言って設けられた聴聞会だったんです

これ、まったく同じ人物なのですよね。

意見の聴取は『「こちらの言い分を聞かせたい」と言って設けられた聴聞会』なのか

意見の聴取と言うのは、免許取り消しや長期間の免許停止の行政処分はかなり重いものなので、
ちゃんと対象者の意見を聞かなければならないという法律に基づいたものです。

しかし、実は、おそらく他のこういった儀式と同じ様に、この儀式も形骸化しています。
警察が会場を用意して、警察官である聴聞官が聞き、けっきょく最終判断も警察がする、というなんだそれ?と言うものです。見方によっては、警察官が違法行為をしている、と主張する向きもあるほどです。

確かに『「こちらの言い分を聞かせたい」と言って設ける』べきものですが、実質的にはまったくそうなっていないし、少しものをしっている人ならこうなってしまっている事をしっているし、そんなことをホンキで思っているとしたらかなりのお花畑です。19・二十歳なら、まだしも、こんなおっさんが本気でこんなことを思っているのなら「相当な世間知らず」だとおもいます。しかも、選挙に出てるような人が・・・。

意見の聴取は「形骸化した単なる儀式」

意見の聴取と言うのは、形骸化した単なる儀式にほかなりません。
文字通り、意見を言おうが、別に反省してませんと言おうが、死んでお詫びしたいと泣き叫ぼうが、処分には全く関係ないとまで言われています。そんな話を聞く前に、処分の重さごとに呼び出す日時を分けていて、聴聞が済んだら全員に同じ減刑なし・減刑ありの言い渡しがあるだけです。

だいたい、聴聞が済んで即結論が出せるはずもないのに、即結論が出るのですから、聴聞自体に意味が無いことは明白です・・・。聞いたよ、という”体”を保っているだけなのです。

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