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今ちょっと話題の「意見の聴取」ってなあに?

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とある衆議院候補者が話題になっています。
千葉県警から道路交通法で掲示で呼び出されているとのことです。
どうやら複数の人が見に行っており、ガセネタではないようです。
IWJは取材をしていて、千葉県警にも問い合わせています。
その答えとしては「その住所のその名前の方、としか言えません」という、
なんともいつもの責任は絶対取りたくないという警察らしい態度での対応でしたが、
やはり掲示自体が嘘、という可能性は更に薄くなったようです。

候補者の名前自体は差し控えますが、

  • 千葉県警 道路交通法 候補者
  • 千葉県警 意見の聴取

などでググれば一発で誰かわかると思います。選挙区は千葉1区のようです。

意見の聴取、ってなに??

もう少し正確に言いますと、道交法違反に対する呼び出しというよりも、
「意見の聴取への召喚」ということのようです。

「意見の聴取」とは、90日以上の免停および取り消し処分の基準に達した者に与えられる弁明の機会のこと

簡単に言うと、かなり重い処分をするんだけど何か言いたいことはある?、という場なんです。
つまりは「90日以上の免停および取り消し」っていうのは人によってはかなり重大な処分なのでお上が勝手に処分することは出来ないってことなんですね。
犯罪者の言うことを聞くこと無い!と怒る人たちもいるかもしれません。でも、そもそもこれら(免停および取り消し)は刑事処分ではなく行政処分なのです。なので、強制執行は基本的には出来ない事になっています。その一環として「意見を聞く」って言うことなんですね。

意見の聴取は形骸化している!?

意見の聴取では、何を聞かれるかというと、
どのくらい反省してるとか、免許取り消しになるとどのくらい困るかとか、
あとは感謝状などを提出して、「私はこんなに悪い人間じゃないよ?」って言うなんかちょっとマヌケな会合です。

で、一説には、弁明の内容は全く処分には影響しないという話です。

  • 呼び出す前から、初回だから処分減と決めている違反者だけ
  • 呼び出す前から、複数回だから処分を減刑しないと決めている違反者だけ

を集めるようにしておいて、形だけ話を聞いた体にしているだけ。
聴聞が終わると、エライ人(?)が奥に行って、審議したふりをして結果をいうだけです。

あくまでも一説には、ですよ。

意見の聴取は公開であり自由に傍聴することが出来ますので、一度見に行かれてはいかがでしょうか?
(ただし、警察官ですら公開であることを知らないことがあるようです)

まとめ

とは言え、この候補者がまったく出頭していない、という話ではなさそうです。
行政処分は刑事処分の次に来るものなので、すでに刑事処分は住んでいると考えるのが相当です。
しかも、この意見の聴取は「言いたいことがあったら聞くよ」というものなので、出頭は別に強制ではありません。行かなければそのまま処分が決まるだけです。
IWJの問い合わせに対しては、また別の機会に、と言っていたようですが、
警察官すらよくわかっていない可能性があるのが、道交法です。
特に最近の若い警察官はどういう悪のシステムになっているのか正確に把握していないと思いますよ?。

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