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燃料タンクのキャップの意外な仕事

2017年9月10日

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ガソリンスタンドでは自分で給油することが普通になって久しいですが、
あのキャップを外すときに炭酸飲料のキャップを開けたときみたいにプシュってなりますよね。
どうやら、あのキャップはガソリンタンクの圧力調整という重要な仕事をしているそうなんですよ。

燃料キャップの仕事

燃料満タンの状態からどんどん燃料は減っていきますから、燃料タンクの中はどんどん気圧が下がっていくことになります。
仮に40リットルタンクだとして、5リットルの余裕があるとすると、
満タン40リットルから、5リットル消費すると空間は5リットルから10リットルになり空気量は同じですから、気圧は半分になることになります。
限界ギリギリで5リットル残しくらいだと思いますので、そうすると35リットル消費くらいでしょうか。
空間5リットルのときに1気圧だったので、それが40リットルになることになりますね。8倍です。0.125気圧(125ヘクトパスカルくらい??)ですね。かなり空気が薄いです。
こうなってしまわないように、燃料キャップがリリーフバルブになっていて空気が注入されます。
リリーフバルブというのは安全弁ともいわれ、一方後にしか空気が流れないように工夫された弁のことです。

考えてみれば当然のことですが、こんな役目があるとは知りませんでした・・。ただの蓋ではなかったのですね。

交換が必要?

よくオイルのフィラーキャップは交換が必要、と言われます。(私は交換したことありませんが)
「ガソリン キャップ 交換」など検索してみたのですが、あまり交換の必要性は無いようでした。

ただ、匂いの漏れがひどいとか、かなりガソリンが減っていたのにプシュ音がならないとか言う場合は
劣化しているかもしれませんね。

漏れたりすると危険ですので、そういう場合は交換を考えたほうがいいかもしれないですね。
でも通常は交換が必要になることはそうそうないようでした。ちょっと安心しました。

 

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